OpenSSLのソースインストールとThunderbird/wgetコマンドの動作状況を調べる

OpenSSLをソースインストールすると、メールソフトのThunderbir(サンダーバード)が動かなかったり、wgetコマンドで認証エラーになったりするので、どのタイミングで不具合が生じるのかを調べることにしました。

こういうとき、VirtualBoxは便利です。

まず、OpenSSLインストール前にThunderbirdが動くことを確認します。
次に、OpenSSLをソースコンパイルします。

ここで、いったんVirtualBox上のUbuntu 20.04をシャットダウンし、スナップショットを作成します。

Ubuntu 20.04を起動し、OpenSSLを先程コンパイルしたOpenSSLをインストールします(ただし、ldconfigコマンドは実行しない)。
そして、Thunderbirdを実行。
続いて、wgetコマンドもやってみます。
どちらも成功。

念のため、Ubuntu 20.04を再起動してから同じ操作をやってみました。
動きました(まあ、当たり前か)。

ldconfigコマンド実行前にPython 3をソースインストールします。
そして、pip3コマンドでパッケージをインストール。
よし、成功。

Thunderbirdを起動。
動いた。

wgetコマンドを実行。
動いた。

結論

Python 3をソースインストールするときは、OpenSSLに関するldconfigを実行しない。

しかし、VirtualBox上のUbuntuはいいとして、実機マシンはどうしたらいいのだろうか。
ソースインストールしたOpenSSLのライブラリを読み込まないようにしてldconfigしたけど、Thunderbirdが動かない。
Thunderbirdを再インストールしてもダメ。

困りましたな。