現在使っているパソコンの内蔵ハードディスクは、たったの500GBしかありません。
内蔵ハードディスクに色々なLinuxディストリビューションをインストールして、マルチブート環境を構築したいのですが、私のパソコンケースには3.5インチベイが1個しかありません。
そこで、この500GB内蔵ハードディスクを大容量のものと交換し、新たに様々なLinuxをインストールすることにしました。
ただし、マルチブート環境の構築に失敗した時のために、現在の500GB内蔵ハードディスクは、外付けハードディスク化するケースに入れて使えるようにします。
とりあえず、外付け化した500GBハードディスクをマザーボードのUSBポートに接続し、こいつから起動できることを確認しました。
Linux Mint 20 MATEのインストール&起動
6TBハードディスクを換装し、USBメモリーに作成したLinux Mintインストールメディアから起動し、インストールを行います。
外付け化したハードディスクは外してあります。
そして、以下のようにパーティションを切りました。
パーティション | 容量 | マウントポイント |
---|---|---|
/dev/sda1 | 512MB | – |
/dev/sda2 | 300GB | / |
/dev/sda3 | 2TB | /home/ux68k/common |
2TBの領域ですが、全てのディストリビューションにおいて、ux68kというユーザーアカウントを作成し、/home/ux68k/commonを共有ディレクトリにするので、このような設定にしました。
/home/ux68kを共有化すると、ドットファイルなども共通になってしまいトラブルの原因になりそうなので、やめました。
Linux Mint 20 MATEのインストール作業が終わり、ちゃんと起動もできたので、今度はLinux Mint 20 Cinnamonをインストールしてデュアルブート環境の構築作業に入りました。
USBブートメディア、起動せず
ところが、USBメモリーにインストールしたブートメディアから起動することができません。😨
BIOS設定画面にて、起動順序を何度も確認したんですが、内蔵ハードディスクから起動してしまい、Linux Mint 20 MATEが立ち上がってしまいます。
それどころか、外付け化した500GBハードディスクからも起動できなくなってしまいました。😨
ブートローダーのインストール先を変更してみる
パーティションを切る際にブートローダーをどこにインストールするか指定するのですが、これを/dev/sdaから/dev/sda1に変更してみました。
しかし、やはり内蔵ハードディスクからしか起動しません。
内蔵ハードディスクを6TBのやつから500GBのやつに戻せば元通りにはなりますが、何度もハードディスクを取り替えるのはあまりにも面倒です。
なんとかして、現在の状況のまま外付けメディア(外付け化500GBやUSBブートメディア)から起動できるようにしなければなりません。
問題は解決したが・・
悪戦苦闘すること十数時間、なんとか問題が解決しました。
しかし、これを文章にするのは非常に難しい。
というのは、今回のトラブルはLinuxの起動システムの仕組みに関わることで、その技術的な事柄を人に解説できるほど、私の理解が深まっていないからです。
それに、使用しているパソコンがBIOSを使っているのか、UEFIを使っているのかでも、対処すべき点が違ってきます。
それと、これが一番大きな理由ですが、手元にパソコンが一台しかないため、状況を再現しながらブログに正確な記事を書くということができません。
というわけで、具体的な対処法は別の機会にしたいと思います。
とりあえず、以下の参考サイトの記事、および記事中のリンク先記事を読めば、解決の方向性は分かると思います。
参考サイト
efibootmgr その1 – UEFIブートマネージャーを操作するコマンドの紹介・UEFIブートマネージャーに登録されているエントリーの一覧を表示する